ローカルLLMを自宅で動かす専用BTO PC|Radeon AI PRO R9700 / Ryzen 9 9950X 構成と選定理由【2026年】

ローカルLLMを自宅で動かす専用BTO PC|Radeon AI PRO R9700 / Ryzen 9 9950X 構成と選定理由【2026年】

ChatGPT・Claude・GeminiをはじめとしたクラウドAIは便利ですが、入力データがサーバーに送られることが気になる場面があります。業務資料・個人情報・ソースコードを扱う際は特に。

そこで注目されているのが「ローカルLLM」——自分のPC上でAIモデルを動かす仕組みです。

インターネット接続不要・データ漏洩なし・API課金なし。 このBTO PCは、そのローカルLLMをフルに活用するために設計した構成です。


なぜ専用PCが必要なのか

ローカルLLMの推論性能は、主に以下で決まります。

要素影響
GPU VRAM容量動かせるモデルのサイズ上限
GPU メモリ帯域幅トークン生成速度(文字の出力速度)
CPU コア数前処理・バッチ処理の並列効率
システムメモリCPU推論時のモデル展開サイズ

一般的なゲーミングPCのGPU(VRAM 8〜16GB)では、70Bクラスのモデルは量子化が必須になり、精度が落ちます。

この構成ではAI推論専用GPUの大容量VRAMと高メモリ帯域幅により、量子化なし・もしくは高精度の量子化でモデルを動かせます。


構成思想と選定理由

GPU:ASUS Radeon AI PRO R9700

この構成の核心です。Radeon AI PRO R9700はゲーミングGPUとは異なり、AI推論ワークロードに最適化された設計を持ちます。

  • 大容量VRAMにより70Bクラスのモデルをメモリに丸ごと展開可能
  • ROCm(AMD’s Open Compute Platform)対応 → ollama・vLLM・PyTorchで活用可能
  • LM Studio・Automatic1111(画像生成)でも使用可能

⚠️ 納期についての重要なご案内
Radeon AI PRO R9700は受発注品です。一般流通品ではないため、通常より納期にお時間をいただいています。お急ぎの方は事前にご相談ください。

CPU:AMD Ryzen 9 9950X

Zen 5アーキテクチャの16コア32スレッド。LLMの推論はGPUがメインですが、前処理・プロンプトのエンコード・バッチ並列化にCPUが関わります。

コア数が多いほど複数の推論リクエストを並列で捌けるため、API的に使う用途(vLLMサーバー立て)では特に恩恵があります。

また、CPUオフロード(VRAMに乗り切らない層をCPUのRAMに展開する)を活用する場合も、高速なCPUとDDR5の大容量メモリが効いてきます。

CPUクーラー:Corsair NAUTILUS 360 RS(360mm水冷)

長時間の推論処理・ファインチューニング・バッチ処理でCPUは継続的に高負荷になります。360mm一体型水冷を採用したのは、長時間稼働でも安定した冷却を維持するためです。

空冷では長時間の高負荷時にサーマルスロットリング(温度による性能低下)が起きやすく、処理速度が落ちます。

メモリ:DDR5 64GB(32GB×2)

64GBのシステムメモリは2つの役割を担います。

  1. GPUオフロード対応 — VRAMに乗り切らないレイヤーをRAMに展開する際のバッファ
  2. 大規模バッチ処理 — 複数のリクエストを同時に処理する場合のワーキングメモリ

ローカルLLM専用機として長く使うなら、64GBは現実的な最低ラインと考えています。

マザーボード:ASRock B850 Challenger WiFi

ATXフォームファクターで拡張性が高く、B850チップセットによるAM5プラットフォームの最新機能を利用可能。Wi-Fi 6E対応で有線LAN環境がない場所でも安定した通信ができます。

将来的なCPUアップグレードにもAM5ソケットで対応可能です。

電源:Seasonic FOCUS GX-850 ATX 3 (2024)(850W / 80PLUS GOLD)

Seasonic製の高品質電源。AI推論中はGPUとCPUが同時に高負荷になるため、安定した出力と高い変換効率が重要です。850Wで現構成の消費電力に余裕を持って対応します。

ATX 3.0規格対応で、最新GPUへの将来的な換装にも対応できます。

ケース:ANTEC ANTEC FLUX

フルタワーケースで内部スペースに余裕があり、360mm水冷ラジエーター・ATXマザーボード・大型GPUを無理なく収めています。エアフローも確保しやすく、継続高負荷での熱対策に適しています。


詳細スペック

パーツ型番
CPUAMD Ryzen 9 9950X(Zen 5 / 16コア32スレッド)
CPUクーラーCorsair NAUTILUS 360 RS CW-9060089-WW(360mm水冷)
マザーボードASRock B850 Challenger WiFi(B850 / AM5 / ATX / Wi-Fi 6E)
メモリDDR5 64GB(32GB×2)
GPUASUS Radeon AI PRO R9700(AI推論専用 / ROCm対応)
SSD1TB NVMe PCIe Gen4
電源Seasonic FOCUS GX-850 ATX 3 (2024)(850W / 80PLUS GOLD)
ケースANTEC ANTEC FLUX(フルタワー)
OSWindows 11 Home

価格と含まれるもの

¥630,000(税込・目安)

パーツ代・工賃・初期設定込みの目安価格です。パーツ相場は日々変動するため、ご注文確定時に正式なお見積もりをお送りします。

  • 組み立て・配線整理・ケーブルマネジメント
  • 動作確認(POST・OS起動・負荷テスト)
  • Windows 11 Home 初期設定
  • 全国発送対応

カスタマイズについて

SSD容量・メモリ容量など、用途に合わせてカスタマイズが可能です。

カスタム例内容
SSD増量2TB・4TBへ変更(モデルファイルが大きい場合に推奨)
メモリ増量128GBへ変更(CPU推論・オフロード強化)
NAS・RAID構成大量モデルの保存用ストレージ追加

モデルファイルは1つあたり数GB〜数十GBになるため、SSD増量は特におすすめです。
お気軽にお問い合わせください。


こんな方におすすめ

  • 業務データ・個人情報をクラウドAIに送りたくない
  • API課金なしで大規模モデルを自由に使いたい
  • プログラミング支援・文書要約・データ分析をローカルで完結させたい
  • 画像生成AIとLLMを組み合わせたローカルAI環境を構築したい
  • セキュリティ重視のため、オフライン環境でAIを動かす必要がある

納期・受注について

⚠️ ASUS Radeon AI PRO R9700は受発注品です。

一般流通品ではないため、通常の組み込みPCより納期が長くなります。

  • GPUの入荷状況により変動する場合があります
  • お急ぎの方は事前にご相談いただくと、最新の在庫・納期状況をご案内できます

Radeon AI PRO R9700 / Ryzen 9 9950X 搭載のローカルLLM専用BTO PC。受注生産・カスタマイズ対応。詳細スペック・お問い合わせはこちら。

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